江差町は、函館から車で1時間ほどのところにある町です。
今は静かな港町ですが、歴史的に見ると、戊辰戦争にも大きくかかわった町でもあります。
江差追分でも知られるこの町は、歴史的なものが数多くありますので、北海道旅行に行ったら、ちょっと足を伸ばして立ち寄ってみましょう。
江差町は日本海に面した町で、江差追分発祥の地です。北海道では函館と松前に並び、最も早く北海道で開けた地域で、江戸時代にはニシン漁で栄え、北前船による、ヒノキアスナロなどの交易港で、その賑わいぶりは、『江差の5月は江戸にもない』と言われるほどのものでした。
戊辰戦争のときには旧幕府脱走軍の占領を受け、江差沖では榎本武揚、土方歳三、大鳥圭介らが乗ってきた開陽丸が沈没するということもありました。
鴎島は江差町にある島で、上空から見るとカモメが翼を広げて羽ばたいているように見える島です。周囲が2.6kmの無人島ですが、多くの釣り客が訪れ、夏には海水浴客で賑わいます。岩の上から海を覗くと、ブルーの透き通った水に吸い込まれそうになります。島のすぐ横には高さ10mの瓶子岩があり、毎年7月に行われる『江差かもめ島まつり』の際にしめ縄がまかれ、古くから漁民の守り神として、地元の漁師らに崇拝されている岩です。
| アクセス | 〒043-0045 檜山郡江差町字鴎島 江差町役場から15分 |
旧中村家は、江戸時代の商家でした。近江商人の大橋宇兵衛が建てたもので、大正初期に中村米吉が譲り受け、昭和46年には重要文化財に指定されています。昭和49年に中村家より、江差町に寄贈されました。北前船で運ばれた越前石を積んだ土台に、総檜切妻造りの二階建ての大きな母屋、母屋から浜に向う文庫倉、下の倉、ハネ出しまで続く通り庭様式になっていて、その当時の問屋建築の代表的な造りをしています。
| アクセス | 〒043-0034 檜山郡江差町字中歌町22 [TEL]0139-52-1617 |
戊辰戦争で榎本武揚率いる江戸幕府の軍勢が乗っていた軍艦『開陽丸』。
江差沖に沈んだ遺物を引き上げた、貴重な海底遺跡です。1975年に開始された引き揚げ作業では、3万5千点以上の遺物が収容されました。
それらは実物大に復元された開陽丸の船内に展示され、国の特別史跡となっています。歴史好きには感動物です。
| アクセス | 〒034-0041 檜山郡江差町字姥神町 [TEL]0139-52-5522 |
北海道記念保護樹木に指定されている松で、松前藩家老蠣崎氏が明治維新の頃、徳川15代将軍・慶喜から拝領した老松を、この地に移植したと伝えられている、由緒ある松です。
| アクセス | 〒043-0011 檜山郡江差町字五厘沢町 |
町指定の有形文化財である旧関川家別荘。約300年前から明治30年まで、廻船問屋を営んでいた関川家は、松前藩第一の豪商でした。関川家には、江差最盛期の頃を今に伝える貴重な子文書や調度品が、数多く保存されています。
| アクセス | 〒043-0033 檜山郡江差町字豊川町 |
北海道の指定有形文化財に指定されている横山家は、初代から現在まで、200年もの月日が経過しています。1786年に初代が現在の地で、漁業、商売、廻船問屋を営んでいました。現在ある建物は、160年前に建てられたもので、母屋と四番倉にはニシン漁で栄えていた頃の生活用具などが並べられ、当時の暮らしぶりがうかがい知れる貴重な建造物になっています。
| アクセス | 〒043-0041 檜山郡江差町字姥神町45 [TEL]0139-52-0018 |
法華寺は約480年前に隣の町、上ノ国で創立された日蓮宗の寺です。1665年に現在の場所に移転し、1721年に本堂が建立されました。本堂の天井には、7m四方の『八方にらみの龍』が描かれていて、日本文人画の第一人者である池大雅の作だと言われています。境内には、樹齢350年以上になる欅と、260年になる椿があります。
| アクセス | 〒043-0355 檜山郡江差町字本町 |